著者
松原 哲子
出版者
実践女子大学
雑誌
実践国文学 (ISSN:03899756)
巻号頁・発行日
no.74, pp.110-138, 2008-10
著者
中村 茂子
出版者
実践女子大学
雑誌
実践女子大学美學美術史學 (ISSN:09122044)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.25-37, 2009-03-05
著者
髙瀨 真理子
出版者
実践女子大学
雑誌
歌子 = Utako (ISSN:27581551)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.37-56, 2023-03-07

ライトノベルというジャンルにおける作品の大衆化の中で、これらが主に電子出版として伸張し、ウェブのレベルから読まれるのはなぜか。また、イラスト、コミカライズ、アニメ化、ドラマ化、さらには映画化にまで発展するだけの力のある作品も出始めており、これらの作品の持つ意義を「悪役令嬢もの」に絞って抽出する。その背後には、現代が抱える時代背景と現代の世界や社会が抱える課題からの影響が考えられる。
著者
飯野 智子
出版者
実践女子大学
雑誌
実践女子短期大学紀要 (ISSN:13477196)
巻号頁・発行日
no.31, pp.59-75, 2010-03

セクシュアリティ表現と商品化の場においては、長らく女性が商品であり男性が消費者であったが、女性のためのセクシュアリティ文化も近年広がりを見せている。ボーイズラブコミックやレディスコミック、バトラーズカフェ等のポップカルチャーや、キャバクラ、ホストクラブといった性が商品化される場において、男女のセクシュアリティ表現にどのようなジェンダー差、非対称性が表れるのか。仮構の世界に求められる恋愛と性の検証を通して、セクシュアリティ文化におけるジェンダー構造を分析する。
著者
三浦 宏文
出版者
実践女子大学
雑誌
実践女子大学短期大学部紀要 = The bulletin of Jissen Women's Junior College (ISSN:13477196)
巻号頁・発行日
no.36, pp.23-36, 2015

本稿では、日本の刑事ドラマである『相棒』と『踊る大捜査線』という二つを取り上げ、そこに現れるインド思想について考察した。『相棒』の主人公杉下右京はインドの古典『バガヴァッドギーター』の義務(dharma)の遂行という倫理にのっとった行動を示していた。また『踊る大捜査線』の室井慎次は、『ギーター』のクリシュナのように捜査員の苦しみや迷いを受けとめる神としての存在であった。すなわち、この二つのドラマには『ギーター』と同じ主題が流れていたのである。 In this paper, the author intends to examine Indian thought included in two Japanese Police dramas,"The Partne(Aibou)" and "Bayside Shakedown(Odoru daisousasen)". Ukyo Sugisihita is the hero of "The Patner". His acts shows ethics which is called execution of the duty(dharma)of the Bhagavadgita, a classical epic poetry of India. And Shinji Muroi from "Bayside Shakedown" , who is the head of the investigation headquarters of Metropolitan Police Department, accepts allthe investigator's perplexity and pain, as Krsna of Bhagavadgita, did. We therefore concluded that these two dramas have the same theme as Bhagavadgita,
著者
小林 卓 大井 三代子
出版者
実践女子大学
雑誌
実践女子短期大学紀要 (ISSN:13477196)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.121-142, 2013-03-19

「戦後の図書館学教育と女性司書」として、鬼頭當子(きとう まさこ)への聞き取りによるオーラル・ヒストリーの研究を行った。鬼頭が、実践女子専門学校から、実践女子大学図書館、慶應義塾大学図書館学科、国際基督教大学図書館とすすみ、館長になるプロセスをおいながら、「結婚、出産と仕事」、「全面開架とサイン」「UTLAS、大学教育」などを聞き取ることにより、鬼頭の歩んできた道がライブラリアン一筋の生き方であると同時に、戦後女性の生き方であることを浮かび上がらせた。
著者
飯野 智子
出版者
実践女子大学
雑誌
実践女子大学短期大学部紀要 = The Bulletin of Jissen Women's Junior College (ISSN:21896364)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.51-67, 2018-03-09

本稿は、今日「男性問題」(男性が男性であるが故に生じる問題)という概念が一般の共有認識となっていない現状をふまえ、「男性学・男性研究」が研究対象とする「男性問題」とは何かということを、男性性の自明性、男性問題の不可視性、問題設定の困難さという視点から考察する。また、男性の労働や家事、育児への参加を取り上げ、現状の男性の被抑圧状況やその打破への可能性を検証する。最終的には、今日のジェンダー問題の解決のため「男性学・男性研究」にどのような意義があるのか探っていく。
著者
河井 延晃 高垣 マユミ
出版者
実践女子大学
雑誌
実践女子大学生活科学部紀要 (ISSN:13413244)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.53-60, 2011-03-10

In recent years, a large number of studies have been made on medication and communication of astronomical knowledge. Although there are many studies on the official function of established education system in the context of a decline in the scholastic ability, there are many cultural diversities in the construction of astronomical image. The purpose of this paper is to examine astronomical club of Jissen Women's University as a loose organization. On the basis of a preceding questionnaire, motivation and interest in astronomical culture and image were examined. It implies that astronomical image is constructed by not merely the education system but also by other representation media.
著者
児島 由理
出版者
実践女子大学
雑誌
実践女子短期大学紀要 (ISSN:13477196)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.69-82, 2009-03

In 1936 Kyoshi Takahama and Riichi Yokomitsu made a voyage from Japan to Europe on the same ship. After they landed at Marseilles, Kyoshi called on his son in Paris and traveled through Europe, while Yokomitsu went to see the 1936 Berlin Olympic Games after a stay in Paris and some travels through Europe. After their return to Japan, Kyoshi published Tofutsu Nikki, and Yokomitsu Oshu Kiko. Though they had similar experience on board, their records of their voyages are quite different. The purpose of this paper is to compare these two works and to consider their difference and the common social background.