著者
横溝 賢 赤澤 智津子 澤 孝治 吉田 和裕
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究作品集 (ISSN:13418475)
巻号頁・発行日
vol.18, no.18, pp.44-49, 2013-03-30

千葉市のバス事業会社・ビィー・トランセホールディングス株式会社の依頼で千葉工業大学のデザイン専攻の学生と、神田外語大学の語学専攻の学生らが共同してバスのラッピングデザインをするワークショップ(以下、WS) が実施された。WSはデザインの非専門家を含むチームでデザインを進めることから、専門知識を必要とせず、参加者全員が同じ立場でデザインを思考するためのフレームワークが必要であると考え、「円集知マップ」を考案し、本WSで実践的活用を試みた。円集知とは「円環に集約された個々人の知識」を意味する造語である。この円集知マップを活用した結果、各チームは個々人のバスの経験と知識(以下、経験知)を統合したマップをチームのビジョンとして共有し、独自のデザイン解を導き出すことができた。本稿では、円集知マップ考案の経緯を呈示し、実践的活用を通してその有効性について考察する。

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