- 著者
 
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             西貝 雅人
             
          
 
          
          
          - 出版者
 
          - 日本教育メディア学会
 
          
          
          - 雑誌
 
          - 教育メディア研究 (ISSN:13409352)
 
          
          
          - 巻号頁・発行日
 
          - vol.17, no.1, pp.49-56, 0000 
 
          
          
          
        
        
        
        映像制作には守られるべき文法ともいえる幾つかの原則がある。"イマージナリー・ライン"(被写体となる複数の人物の間を結ぶ仮想上の線)もその一つで,イマージナリー・ラインを超えて撮影したカットをそのまま編集して繋げると,視聴者が正確に人物の位置関係を把握できなくなる。そこで講師はシナリオA,Bを用意し,高校生の作業班に撮影課題として与えた。2日に渡って行なったワークショップのうち,初日は何も解説せずにシナリオAを撮影・編集させた。2日目にイマージナリー・ラインに気づかせる誘導を含む講義・解説を挟んで,シナリオBの撮影・編集をさせた。この結果,シナリオAを制作した全てのグループがイマージナリー・ライン越しのカットを撮影したが,指導後の制作でイマージナリー・ライン越しのカットを排除した作品制作が出来るようになった。