著者
唐沢 好男 中田 克弘 ポンマサック パーワンナー
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.192, pp.43-48, 2012-08-23

近年、パソコンの処理能力が上がり、高速・広帯域のデータを長時間リアルタイムで記録できる時代になってきた。筆者らは、電波伝搬測定等の手段として、電波環境を丸ごとパソコンのハードディスクに収録する装置(トータルレコーディングシステム:TRS)の性能向上に取り組んできた。また、このTRSにより、21世紀初頭の電波環境を収録し、後世に記録として残す電磁環境アーカイブの構築を目指している。今般、サンプリングレート400MHzでのTRSを新たに構築し、本年3月時点でアナログTV放送がサービス中であった仙台地区において、100kHZ〜200MHZでの電波環境のデータ取得実験を行ったので、この結果を報告する。また、TRSは、単に電波環境の記録・再生のみならず、電波伝搬特性測定などの環境解析手段としても有用である。このTRS応用の一例も示す。

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[ブックマーク バー] [2016-08-18 13:45]
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