著者
仁尾 かおり 石河 真紀
出版者
一般社団法人 日本小児看護学会
雑誌
日本小児看護学会誌 (ISSN:13449923)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.25-33, 2013
参考文献数
19

本研究は、人の内面の強さを示すレジリエンスに着目し、先天性心疾患をもつ思春期・青年期の人のレジリエンス構成要素を明らかにすることを目的とした。研究参加者は16名(平均18.2歳)で、データ収集は4グループ(1グループあたり3〜5名)のフォーカスグループインタビューにより行った。データは質的に分析した結果、212コード、45サブカテゴリー、および「将来に希望をもつ」、「自分で病気の管理ができる」など10カテゴリーが抽出された。そして、カテゴリーをGrotbergの考え方により分類した結果、『I AM』5カテゴリー、『I HAVE』3カテゴリー、『I CAN』2カテゴリーとなった。その結果、自分の病気を受容し、頑張ることができる内面の強さ、どの発達段階においても成長のために他者からサポートを得ること、友達や家族に支えられていると実感できること、発達段階により具体的な内容は変わるとしても、発達段階に応じて自分の病気を理解して自分で管理できることが重要であることが示唆された。

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人の言うとおりにすることや自分の感情を抑えることばかり身につけた人は大人になってから精神的な問題を起こしやすいのか...これは先天性心疾患児のレジリエンス(困難からしなやかに立ち直る力)についての論文/http://t.co/hA3W5XANaj
人の言うとおりにすることや自分の感情を抑えることばかり身につけた人は大人になってから精神的な問題を起こしやすいのか...これは先天性心疾患児のレジリエンス(困難からしなやかに立ち直る力)についての論文/http://t.co/hA3W5XANaj

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