著者
武井 啓一
出版者
日本味と匂学会
雑誌
日本味と匂学会誌 (ISSN:13404806)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.133-142, 2013-08

平成17年に施行された「食育基本法」によって「食育」の基本理念が定められ、法的根拠が付与された。これまで、わが国では、「食」と「健康」に関して、栄養中心のアプローチが大半だったが、今後はそれに加え、嗜好すなわち食の味わいや楽しみからのアプローチが必要であろう。子どもが食事を味わい楽しむようになるには、多種類の食品に親しむことや食への関心と味覚などの五感を使っておいしさの発見を繰り返す経験が大切である。そのためには、しっかり噛んで、おいしく、楽しく食べる食べ方を教える味覚(五感)教育が必要であると考えている。ここでは、甲府市歯科医師会が、多職種の連携・協働のもと、5歳の幼児(保育園児)とその保護者を対象にして行ってきた味覚教育の事例を紹介する。

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5. いま味覚(五感)教育が必要なわけ : 五感磨き(五感の知識・意識とトレーニング)のすすめ(<総説特集>味覚(うま味)と口腔保健:より健康な生活を目指して) https://t.co/e9Y5Lm5Qn8 #bot

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