著者
山田 功
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.63, no.8, pp.1088-1093, 2009-08-01
被引用文献数
1

現代の信号処理工学では複数の最適化基準を効果的に活用できるかどうかが成否の岐れ目になることが多い.非可微分凸最適化問題や階層構造を持つ凸最適化問題は,複数の最適化基準を柔軟に反映するための自然な問題設定になっている.本稿の前編では,凸最適化問題の古典的なアルゴリズム(射影勾配法)を非拡大写像の不動点理論の視点でとらえ直すことにより,非自明な一般化が可能となり,非可微分凸最適化問題や階層構造を持つ凸最適化問題を解決する二つの基本的な最適化アルゴリズムが導かれることを紹介する.

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最適化と信号処理(前編) : 射影勾配法の二つの一般化(技術解説) http://t.co/gmG7RAqDEC

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