- 著者
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桃原 岳史
宮里 智樹
- 出版者
- 一般社団法人情報処理学会
- 雑誌
- 研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI) (ISSN:09196072)
- 巻号頁・発行日
- vol.2014, no.39, pp.1-5, 2014-03-07
劣通信環境とよばれる,通信インフラが貧弱,あるいは存在しない環境化においては,通常のネットワークとは異なるアプローチでの通信様式が求められている.途絶耐性ネットワーク (DTN:Delay Tolerant Network) とは,そのような環境での情報伝達を目的とした通信技術である.DTN の形態のひとつに蓄積運搬型通信があり,移動する端末が移動経路の近辺に存在する端末と相互に情報を転送することで情報伝送を行う.蓄積運搬型通信においては,ノード間の通信可能時間内に転送できるデータ量が限られるため,効果的な伝送制御法が研究されている.本論文では,地域コミュテイでの情報サービスの災害時運用として,DTN の概念を取り入れた情報サービスを設計,平時から非常時までをシームレスにサポートするサービス形態を提案.その概念を実証するためのテストベッドを構築した.転送するデータのメタ情報をもとに通信ノードとの転送ファイルを決定する手法を提案し,提案手法を実装したテストベッドでの性能計測を行い,有効性の検証を行う.In the environment with a poor or no inteernet infrastructure, the communication style in different approach from usual is searched for. DTN:Delay/Disrupt Tolerant Network is the Communication technology aiming at such environment. Store-Carry-Forward is one of the style of DTN. At Store-Carry-Forward,mobile node makes communication by moving between a node and a node. In that case, since traffic is restricted, the various control methods are devised. In this research, the communication service using the technique of Store-Carry-Forward was created and the performance measurement was performed.