著者
小澤 満津雄 国森 亮平 車戸 克巳 森本 博昭
出版者
日本コンクリート工学協会
雑誌
コンクリート工学年次論文報告集 (ISSN:13404741)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.631-636, 2000-06-01
参考文献数
1
被引用文献数
1

本研究では,近年実施工への使用が増大している高強度コンクリートについて,若材齢時のクリープ試験により(1)載荷時材齢の影響,(2)載荷応力についての線形性,(3)圧縮クリープと引張クリープの相違点について検討した。その結果,(1)圧縮クリープおよび引張クリープとも載荷時材齢が大きくなるとクリープの進行が小さくなる(2)圧縮クリープは,載荷応力比40%以下の範囲で載荷応力についての線形性が認められた。一方,引張クリープは計測値のばらつきが大きく単位クリープに対する載荷応力の影響は確認できなかった(3)本研究の範囲では圧縮および引張クリープの挙動に明確な差異は認められなかった,などの知見が得られた。

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国立大学で教わった事は 30歳を過ぎれば その道をひた走りなさい (教授) だった CiNii 論文 -  若材齢高強度コンクリートのクリープ特性に関する基礎的研究 https://t.co/DuXCQtQ9aB

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