- 著者
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野中 麻由
大中 忠勝
- 出版者
- 人間-生活環境系学会
- 雑誌
- 人間-生活環境系シンポジウム報告集
- 巻号頁・発行日
- vol.34, pp.187-188, 2010-11-22
非冷え性者との比較により、室温22℃(PMV=-1)および24℃(PMV=-0.5)における冷え性者の皮膚温や温冷感の違いを検討した。被験者は健康な女子学生16名とし、自己申告及びアンケートにより冷え性グループ9名と、非冷え性グループ7名に分けた。24℃曝露では、非冷え性グループが冷え性グループに比べ、有意に寒し順に申告した。22℃曝露では、冷え性グループと非冷え性グループの温冷感申告値の差が小さかった。22℃曝露では、非冷え性グループに比べ冷え性グノトプの平均皮膚温と体幹部の皮膚温が高かった。冷え性グループの高い皮膚温が、非冷え性グループに比べ涼しい環境で涼しさを感じない原因の1つであることが示唆された。