著者
浅枝 隆 藤野 毅
出版者
公益社団法人日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学年次論文報告集 (ISSN:13404741)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.67-72, 1998-06-30
被引用文献数
1

コンクリートは様々な形で自然環境を変化させる。その中で、周辺の熱環境を悪化させることは都市生活を営む上で大きな問題である。とこでは、舗装を例にして、コンクリート舗装とアスファルト舗装、裸地面について、夏および冬についてそれぞれの面におけるエネルギーの収支特性を比較した。その中で、コンクリートは、夏には日中には日射の反射が大きく、その一方で大量の熱を蓄えてそれを夜間に放熱する。また、冬にはより冷却されるなどの欠点がある。こうした欠点の緩和としては、単に空隙をもった材料では十分でなく、空隙サイズに広範な分布があり、保水力をもった材料でなければならない。また、植物で建材の表面を覆うことは、日射や天空への赤外放射量を制御するために、夏冬ともに建材の温度緩和に有効である。

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浅枝 隆 , 藤野 毅  コンクリート工学年次論文報告集 20(1), 67-72, 1998-06-30
浅枝 隆 , 藤野 毅  コンクリート工学年次論文報告集 20(1), 67-72, 1998-06-30

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