- 著者
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斉藤 利彦
- 出版者
- 佛教大学
- 雑誌
- 歴史学部論集 (ISSN:21854203)
- 巻号頁・発行日
- vol.4, pp.59-78, 2014-03-01
近世京都に存在した日暮小太夫・日暮八太夫は、代数は明確ではないが、数代にわたり継承された太夫号である。同時に、このふたりが所有した「説教讃語名代」は、京都の宮地芝居の座の興行権として用いられており、近世中期京都興行界を考えるうえで重要である。本稿は、近世中期京都において活動した説経太夫日暮小太夫・八太夫について、先行研究に学びながら、考察していきたい。