著者
江口 貴康
出版者
島根大学
雑誌
山陰研究 (ISSN:1883468X)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.1-22, 2013-12-31

本稿は、島根原発に対する諸不安と個人属性との関係について考察することを目的とする。分析に際しては、松江市民に対して実施した意識調査データを使用した。分析で扱った個人属性は、これまで先行研究で扱われてきた性別および年代のほか、同居家族の人数、生活水準、居住年数、居住形態、職業である。分析の結果、女性や主に高齢者で不安が強いことが示された。またそれ以外の属性要因で複数の不安に影響を与えるのは、同居家族の人数と居住年数であった。特に居住年数への着目は、原発立地地域に住む松江市民の諸不安への対処を講じるのに役立つ可能性がある。

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こんな論文どうですか? 原発への不安意識と個人属性 : 松江市民に対する島根原発意識調査の分析から(江口 貴康),2013 https://t.co/Rr9nFGWWCE
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