著者
飯塚 重善 小松原 明哲
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.426, pp.165-169, 2014-02-01

筆者らは,『ソーシャルメディアに関しては,"情報の受け手の,情報に対する信頼"は,従来の信頼できる発信源による"質"を備えた情報であるか否かに関わらず,その"量"の多さによって形成される信頼もある』という仮説を掲げ,情報受信者の評価に着目した「発信源のクオリティと受け手のリテラシー」および情報量の多さが及ぼす情報の信頼性への影響に着目した「多量化による情報への信頼性」について解明することとした.本稿では,最近多発している「炎上」の事例やそれらについて分析している文献等から,「炎上」について,その現象を見つめるとともに,「炎上」ではない,発信者の意図に反した範囲にまで拡散されてしまった実例を挙げ,Twitterで発信された情報の想定外拡散について検討している.

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ソーシャルメディアにおける情報発信者の意図しない拡散事例 (ヒューマンコミュニケーション基礎) https://t.co/zaOs29OyeB #CiNii 信学会で、こういうネタ扱ったりもするのね。もっとバリバリのテクニカルなイメージの学会だったけど。

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