著者
小比田 涼介 宮本 エジソン正
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.440, pp.7-12, 2014-02-21

先行研究において、CMC (Computer-Mediated Communication)はその匿名性ゆえに、自己開示(本当の自分について話すこと)が行われやすく、シャイな特徴を持つ人において特にそのような傾向が見られると主張されている。本研究では、Twitter上での自己開示に対する匿名性とシャイネスの影響を調査した。結果、Twitter上での自己開示と対面状況での自己開示を比較の上で、以下の2つの知見を得ることができた。1. Twitterを匿名で利用しているユーザーのうち、シャイなユーザーはシャイでないユーザーと比べ、Twitterにおいて自己開示的である。2. Twitterの匿名性がユーザーの恣意的な操作によるものであることから、匿名利用のシャイなユーザーと非匿名利用のシャイなユーザーの間には、パーソナリティや利用動機など何らかの差異があり、その差異によってTwitterがシャイな人にとって自己開示機会となるかどうかが規定されている。

言及状況

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@ATAGAN96 匿名性と自己開示の機会に関してならありますね 日本社会で自己開示の機会が少ないのも要因かもしれません https://t.co/Rn2LUsFOlH
小比田涼介・宮本エジソン正(2014). Twitter上でのシャイなユーザーの自己開示 (思考と言語) 電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報, 113(440), 7-12. http://t.co/gWmEkshXKH

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