- 著者
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荻原 廣
- 出版者
- 佛教大学
- 雑誌
- 京都語文 (ISSN:13424254)
- 巻号頁・発行日
- vol.21, pp.1-30, 2014-11-29
個人の語彙量(理解語彙、使用語彙)がどのくらいあるのかについての調査は、現在に至るまで決して多く行われてきたとは言えず、中でも使用語彙についての調査は、幼児対象の調査を除くと、ほとんど行われていない。そこで本稿では、過去の理解語彙、使用語彙の調査がどのように行われ、そこにどういった問題点があるのかを明らかにし、そのうえで、個人の理解語彙、使用語彙を調査するにはどうすればいいかについて述べ、最後に、現在、筆者が行っている理解語彙、使用語彙の調査について触れる。