- 著者
 
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             久野 和子
             
          
 
          
          
          - 出版者
 
          - 日本図書館研究会
 
          
          
          - 雑誌
 
          - 図書館界 (ISSN:00409669)
 
          
          
          - 巻号頁・発行日
 
          - vol.66, no.4, pp.268-285, 2014 
 
          
          
          
        
        
        
        「場としての図書館」研究は,「利用者の生活」という下からの視点と,現在学術的,社会的に注目されている「場」という研究課題を得たことによって,学際的な新しい研究方法と批判的な解釈を展開することとなった。本稿は,同研究の研究意義,研究方法,特色について,具体的な概念や研究例をあげて検討し,その高い学術的価値を明らかにする。方法論として,人文地理学,カルチュラル・スタディーズ,エスノグラフィー,批判的実証主義,そして研究の枠組みとして,「第三の場」「社会関係資本」などを取り上げる。