- 著者
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久野 和子
- 出版者
- 日本図書館研究会
- 雑誌
- 図書館界 (ISSN:00409669)
- 巻号頁・発行日
- vol.66, no.4, pp.268-285, 2014-11-01
「場としての図書館」研究は,「利用者の生活」という下からの視点と,現在学術的,社会的に注目されている「場」という研究課題を得たことによって,学際的な新しい研究方法と批判的な解釈を展開することとなった。本稿は,同研究の研究意義,研究方法,特色について,具体的な概念や研究例をあげて検討し,その高い学術的価値を明らかにする。方法論として,人文地理学,カルチュラル・スタディーズ,エスノグラフィー,批判的実証主義,そして研究の枠組みとして,「第三の場」「社会関係資本」などを取り上げる。