著者
伊藤 禎子
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.56, no.12, pp.1-10, 2007

『うつほ物語』は、琴の一族の音楽物語を語る一方で、「蔵開」巻からは学問について語り始める。従来の研究では、<蔵開き>の行為は仲忠に「学問の後継者」という意識を覚醒させ、仲忠は琴から学問へ移行するというように、いわば二項対立的に音楽と学問を論じていた。本稿では、「学問」といえど、ひたすら仲忠の「声」が描かれていく点を取り上げ、音楽と学問の越境を語ろうとする『うつほ物語』の世界を提示する。

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こんな論文どうですか? 『うつほ物語』<蔵開き>と音楽物語(伊藤 禎子),2007 https://t.co/TGgZKbeXpI 『うつほ物語』は、琴の一族の音楽物語を語る一方で、「蔵開」巻からは学問につ…
伊藤禎子「『うつほ物語』<蔵開き>と音楽物語」『日本文学』 56(12)、2007.12。http://t.co/iuPM3BmJP7
伊藤禎子「『うつほ物語』<蔵開き>と音楽物語」『日本文学』 56(12)、2007.12。http://t.co/iuPM3BmJP7

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