著者
日置 俊次
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.54, no.9, pp.42-51, 2005-09-10

昭和二十年、横光利一は山形県の僻村に疎開した。その生活が「夜の靴」に描かれる。そこで彼は、祖先と信じた芭蕉の足跡を意識している。「夜の靴」の日記形式には、『奥の細道』の影響が見られるのではないか。俳句、あるいは詩と象徴への執心を示しながら、利一は散文を武器にして、敗戦後の混乱と孤独に真向かい、自らの居場所を定めようとしている。

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こんな論文どうですか? 横光利一「夜の靴」論(日置 俊次),2005 https://t.co/kpg9s6eAGo 昭和二十年、横光利一は山形県の僻村に疎開した。その生活が「夜の靴」に描かれる。そこで彼は、祖先と信じた芭蕉の…
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