著者
島村 輝
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.52, no.4, pp.30-39, 2003

筆者は二〇〇二年秋、三ヶ月間、中国・広州の大学に出講した。中国人の「日本文学」研究者は、専門外であっても、日本との歴史・経済・政治など全般的な関係についての認識を要求されることになる。この点で、日本国内にいて「日本文学」を見、考える場合とは大きな違いがある。現在中国では新たな研究方法が模索されているが、従来の閉ざされた「日本学」研究の枠を越えるためには、日本の研究者の側にも、「日本文学」の自明性を疑う姿勢が必要である。

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こんな論文どうですか? 中国の日本近現代文学研究者は何を目指しているか : 隣国の研究と教育の現場から(<特集>日本文学協会第57回大会報告(第二日目))(島村 輝),2003 https://t.co/4qgXJVC5k1

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