著者
稲葉 浩一
出版者
尚絅大学
雑誌
尚絅大学研究紀要. A, 人文・社会科学編 (ISSN:21875235)
巻号頁・発行日
no.47, pp.89-106, 2015-03-31

本稿は学校教育における,児童生徒の知的関心・意欲にもとづいた学習を導く「教育方法」に関し次のように論考を展開する。まず日常生活者である子どもたちにとっての「知識」の意味を確認し,そのうえで学校教育という制度的空間において求められる<児童生徒>としての知識の探求のありかた(=規範)を考察し,そこに潜在する根本的な困難を指摘する。そしてそのオルタナティブとしての児童生徒の「探求的学習」の方法を模索する。

言及状況

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僕は稲葉信者だから児童生徒が授業受けたくないのはごく自然なことだと思ってるけどね https://t.co/aqgp07WntY
学校教育における「教育方法」は学習者(生徒)のあらゆる(=学校教育上善しとされる)知的欲求の存在を前提とするが、現実の生徒と「教育方法」上の生徒像にはその面で乖離があり、学習者は学校教育者の暗黙の「要請」に対する答え探しを繰り返す。http://t.co/rTBO1ASZhS

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