著者
金子 明雄
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.49, no.4, pp.1-15, 2000

明治後期から大正期の大学において、日本文学の研究・教育と創作とがどのような関係にあったかを考える。大学文科における研究・教育がこの時代に何をどのように再生産しようとしたかを見ると、創作・批評の再生産と教育システムの再生産、研究の再生産が、それぞれ独自の<場>を構成しつつも、<文学>という名の下にあたかも一つのものであるかのような様相を示していたことがわかる。このことが今日の文学研究・教育の位置を決定する重要な条件となっている。

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金子明雄「文学研究を文化研究する : 近代文学研究の<場>をめぐって(<特集>日本文学協会第54回大会報告(第二日目))」『日本文学』49(4)、2000年。https://t.co/Ou2XMTnPAI

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