著者
関谷 由美子
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.47, no.6, pp.15-26, 1998-06-10

『夢十夜』の個々の話は、それ自体で完結していると同時に、それぞれが有機的な関連のもとに全体を構成している統一的なテクストなのであるから、個別と統合と、双方の解読を必要とする。小稿はその手掛りとして、<恋の話><室内を舞台とする話><何処かへ真直に向う男の話>など、幾つかの発想の基本型を要素として抽出し、幾つかの群に分類し、その展望に沿って十話全体を貫く構造を求めようとする試みである。

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こんな論文どうですか? 『夢十夜』の構造 : <意識>の寓話(関谷 由美子),1998 https://t.co/ijkWg3Q7ms 『夢十夜』の個々の話は、それ自体で完結していると同時に、それぞれが有機的な…

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