著者
東 典幸
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.46, no.2, pp.43-50, 1997-02-10

口語自由詩の形成に決定的な役割を演じた人魚詩社の詩人の作品には共通して宗教的な主題が扱われている。そのうち、山村暮鳥と萩原朔太郎、特に前者は聖公会の伝道師であっただけに作品の宗教性をキリスト教の文脈で解釈されることが多かった。だが、二人の詩には仏教的な発想の影響が見られることを見逃すべきでない。このことを「魚」「罪」「懺悔」等のイメージを聖書や仏典と比較し分析することによって検証した。

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CiNii 論文 -  暮鳥と仏典・朔太郎と聖書 : つりばり、草木姦淫 https://t.co/kR0Zf8zZzF #CiNii 備忘 近代文学作品における人魚観はどこから来ているのか、着目されてるところあたりに中世の人魚についてあればうれしい

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