- 著者
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小林 道
志渡 晃一
- 出版者
- 北海道医療大学看護福祉学部学会
- 雑誌
- 北海道医療大学看護福祉学部学会誌 (ISSN:13498967)
- 巻号頁・発行日
- vol.10, no.1, pp.9-14, 2014-03-31
目的:本研究は新規採用の陸上自衛官を対象として,朝食習慣とその関連要因について明らかにすることを目的とした.方法:2012年4月に北海道内で新規採用された陸上自衛官256名を対象として,2012年12月〜1月に自記式質問紙法による調査を行った.解析対象は男性234名とした.結果:朝食を欠食する習慣を持つ者の割合は39.6%であった.朝食を欠食する習慣を持つ者の特徴として,喫煙習慣がある,適正な睡眠時間の確保ができていない,過食をする,家族の支援が少ない,仕事と仕事以外の両立ができていない,CES-D得点が高い,SOC得点が低いことが示唆された.結論;新規採用の陸上自衛官の朝食習慣には,生活習慣や精神的健康が関連していることが明らかとなった.朝食習慣は他の生活習慣と比較して健康保持における重要な要因と考えられる.加えて,朝食習慣がある者は家族関係が良好であることが可能性として示唆された.