著者
須藤 敬
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.43, no.9, pp.12-21, 1994

『保元物語』の描く源為朝の有する孤立性について、為朝の判断・主張が保元の乱の発端から終結までの因果関係とうまく噛み合わないこと、そうした為朝が「我一人、世ニアラントセンズルエセ者」、「不孝の者」と規定されていること、為朝の弓矢が特異なものであること、等から検討を加えた。またそのことが、伝本によって為朝の扱われ方の違いに結びついていることを鎮魂の問題を含めつつ考察した。

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