著者
関 礼子
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.41, no.11, pp.61-71, 1992-11-10

小学校六年生国語教材『どろんこ祭り』と『赤い実はじけた』を、ふたつのテクストとしてみた場合どのような作品として読めるか私見を述べてみた。テクストの中心的なテーマである少年・少女の「セクシュアリティ」が、規範としてのジェンダーにとらわれており、そこからの「創造的越境」に欠けている点を指摘し、「セクシュアリティ」は男性性・女性性が葛藤しあう相互的なものであることを、『銀の匙』というテクスト分析をつうじてあきらかにした。

言及状況

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@truecanon 実践記録はたしかにあまり見あたらないけれど、教材研究はありそうですね。とりあえずこれを見つけました。もう読んでるかな。/関礼子「物語のなかのセクシュアリティ:男性像と女性像の相互性をめぐって」https://t.co/xs2Z7CT15F

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