著者
赤間 亮
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.65, no.4, pp.181-186, 2015-04-01

立命館大学アート・リサーチセンターにおけるデジタル・アーカイブ事業では,デジタル化技術やデータベース開発を独自に行って来た。徹底した公開ポリシーを掲げて所蔵品を公開する一方,国内の自治体や大学,個人の所蔵品のデジタル・アーカイブを実施してきた。その後,海外に展開し,欧米の博物館所蔵の日本美術品・文化財を対象として,急速に進んでいる。現在は,古典籍に重点が移っているが,これはバンジーシステムの開発により,高速化が実現されたからである。また,現地の若手研究者とのコラボレーションと教育的効果を組込んだARC国際モデルが定着し,小さな組織ながらグローバルな展開が可能となっている。

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