著者
宮寺 晃夫
出版者
教育思想史学会
雑誌
近代教育フォーラム (ISSN:09196560)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.221-231, 2007

プラトンの『国家』、アリストテレスの『政治学』は、政治学と教育学にまたがる古典とみなされるし、シュライエルマッハーの『教育学講義』には、教育学を政治学と並ぶ倫理学の一部門とする発想がみられる。そうした政治と教育を重ね合わせて論じる構想が、今日どうして萎えてしまったのか。それには、政治の介入を許さない、教育学の側の理由-「オフリミット」論などといわれるだけではなく、政治学の側にも理由があるように思われる。本稿では、政治哲学者ハンナ・アーレント(1906-75)の所論を読みながら、政治学が教育学を遠ざけてきた/いる理由にふれ、両者のリユニオンの難しさの一端を明らかにしたい。

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こんな論文どうですか? 政治学と教育学は出会えるか : アーレントの「統合教育」批判を読む(アゴラ)(宮寺 晃夫),2007 https://t.co/p72UWFGlgc

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