著者
中所 武司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. KBSE, 知能ソフトウェア工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.292, pp.1-6, 2014-10-30

変化の激しい時代には,業務の知識を有するエンドユーザ主導のアプリケーション開発とその保守が重要になると考え,その技法を研究してきた.エンドユーザである業務の専門家が,自ら必要とするWebアプリケーションを,3層アーキテクチャを前提として開発するためには,フロントエンドのビジュアルなユーザインタフェースとバックエンドのデータベースの設計に加えて,アプリケーション固有のビジネスロジックの設計が重要である.エンドユーザには,ユーザインタフェース(UI)を起点とした業務処理内容の理解が容易と思われるので,ビジネスロジック処理(BL)やデータベース処理(DB)を{UI→BL→DB→BL→UI}という一連のワークフローの中に位置づけて定義するABC開発モデル(Application = Business logic + CRUD)を検討してきた.これまで,持続可能な社会実現の一環として,日常生活の中でのエコ活動に有用なシステムをその担当者白身が開発・運用できれば大きな効果が期待できるという観点から,この分野を例題として,ケーススタディを実施してきた.今回,これまでに得た知見を発展させるために,より広い適用分野として,マッチングドメインに注目し,考察する.

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マッツチングシステムを例題としたエンドユーザ主導開発方式に関する考察 https://t.co/6B309GIMDZ #bot

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