著者
磯村 淳 河中 治樹 小栗 宏次 渡邉 英一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.515, pp.139-144, 2015-03-16

本研究の目的は,カメラを用いた男性の尿量及び尿流率推定における精度向上である.循環器系疾患の患者のための排尿量管理や,下部尿路機能障害の早期発見のためにも簡便な排尿量及び排尿流率計測方法が望まれている.実験では排尿を模擬した液体を撮影した後,原画像から液体のみを白色画素として残す2値画像に変換するために背景差分法を用いた.撮影を蛍光灯の下で行ったので,2値画像内にはノイズが生じた.2値画像内の白色画素の近似曲線に基づいてノイズを軽減すると,液体の総量及び流率の推定精度向上が見られた.男性の排尿を模擬した液体推定における背景差分法及び2値画像に対するノイズ軽減手法の有効性を示した.

言及状況

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CiNii 論文 -  男性の模擬排尿に対する液体流量推定における背景差分法及び2値画像内のノイズ除去の有効性 (ニューロコンピューティング) https://t.co/ikG9G0kLpV 適当に「背景差分」で論文検索したら疑似排尿で真面目なやつなのに笑ってしまう

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