- 著者
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日野 勝吾
- 出版者
- 尚美学園大学
- 雑誌
- 尚美学園大学総合政策研究紀要 (ISSN:13463802)
- 巻号頁・発行日
- vol.28, pp.67-85, 2016-09-30
公益通報者や内部告発者の保護のあり方については、労働法学や消費者法学等を交錯領域の研究分野として位置づけられる。とりわけ労働者(公益通報者)の保護の立場から、労働法学の役割は大きく、労働契約論や就業規則論に基づいて、企業秩序の維持、秘密保持義務との関連において公益通報をどのように捉えるべきかについて考察した。また、本稿では公益通報者保護法の論点を中心に具体的検討を進めた。