著者
伊集院 武文
出版者
長崎大学風土病研究所
雑誌
長崎大学風土病紀要 (ISSN:00413267)
巻号頁・発行日
vol.3, no.4, pp.289-298, 1961-12

長崎県下のフイラリア症流行地で3つのモデル部落を選び,本症防遏の一環として住民全員に色々の方式にてdiethylcarbamazineの集団投与を行い,その効果を比較追究した.保虫者に対しては総量20mg/kgから最高92mg/kgを与えることにより,1名を徐き全員仔虫陰性となった.仔虫を陰性化せしめるに必要な総量は保有仔虫数と関係があるが,一般に60~90mg/kg以上を与えることが望ましい.仔虫陰性の一般住民にも一律に総量20mg/kgを投与して,殆んど完全に新しい仔虫陽転者の出現を防止し得た.集団投薬の方式としては1週1回づつの間歇投与法が最も優れている.終りに臨み御指導,御校閲を賜った恩師片峰大助教授に感謝の意を捧げる.Mass treatment with diethylcarbamizine of filarial infection was started in July 1958 at three islets, Noshima, Oshima and Yaburogi of Goto Islands, Nagasaki Prefecture. Examination of microfilariae was made for all 723 inhabitants including new born chil

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こんな論文どうですか? 糸状虫症の疫学と集団治療に関する研究 : III.流行地に於けるフィラリア症集団治療実験,1961 http://ci.nii.ac.jp/naid/120000914799

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