著者
松本 壽通
出版者
日本生活体験学習学会
雑誌
生活体験学習研究 (ISSN:13461796)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.89-92, 2001-01

21世紀を担う現在の子どもたちの心の問題が、すでに国家的な対応を迫られるほど深刻化しているが、その予防のためにも、乳幼児期から心の健康ほど大切なものはない。子どもの豊かな発達の為に欠くべからざる基本的体験について論述した。乳幼児期に心の健康のために必要な体験として、先ず新生児期より乳幼児期早期に関して、授乳、抱擁、声かけなど、児と母親との間の接続的な身体接触による母子の愛着行動の体験の必要性を強調し、同時に児の欲求が満たされることによって得られる児の基本的信頼感、及び欲求が満たされないことによる不信感などの体験が、児の将来の豊かな心の発達に深い影響を及ぼすこと。さらに乳幼児期後期には人見知りの必要性そして乳幼児期に異年齢集団による、外で思う存分遊べる自由に遊べる体験の大切さ、及び反抗期を経験することの重要性などについて述べた。

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