著者
平田 幹夫 Hirata Mikio
出版者
琉球大学教育学部附属教育実践総合センター
雑誌
琉球大学教育学部教育実践総合センター紀要 (ISSN:13466038)
巻号頁・発行日
no.12, pp.15-26, 2005

本研究は、幼稚園から絵と作文を一度もかいたことがない小3男児に対して、Coと担任が連携しシングルセッションでカウンセリングを行った事例の経過報告と考察を目的としている。担任とシングル・セッション・カウンセリングの介入シナリオの検討を行い、以下のようなカウンセリングを行った。1.給食の様子を写真撮影に来た大学の先生という場面を設定を行った。2.笑顔で語りかけ、笑いを共有した。3.他の子どもより優れているところをみんなの前で誉めた。4.学級の仲間をカウンセリングの援助者に位置づけた。5.描画場面においては、描画に対する自己効力感を高めるために「他の人よりも感じる力があり、それを表現するすごい能力を持っている」と何度も伝えることを行った。その結果、絵を描けるようになり、短文ではあるが作文も書けるようになった。また、小3男児の描画について考察を行った。

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CiNii 論文 -  絵と作文がかけない小学校3年男児の時間制限カウンセリング https://t.co/uETHPsBpa9 #CiNii 創造には自己への肯定が必要であるいい例

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