著者
間瀬 肇 幸正 一伯 高山 知司
出版者
京都大学防災研究所
雑誌
京都大学防災研究所年報 (ISSN:0386412X)
巻号頁・発行日
no.41, pp.367-382, 1997

海域をまたぐ中小規模の橋梁では, 橋脚に波が打上がり橋面へ飛沫が降り注ぐという間題が生じることがある.本研究は, 橋脚への波の打上げ特性を明らかにし, その軽減対策を検討したものである.円柱に対する波の打上げ実験から波の打上げが橋脚設置地点の通過波高にほぼ比例して増加することを明らかにした.橋脚前方に潜堤を設置して通過波高を減少させ』ることによってある程度打上げ高を低減できることを示した.また, 数値計算によって現地に設置する潜堤の効果を検討した.

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