著者
竹松 志乃
出版者
明治大学人文科学研究所
雑誌
明治大学人文科学研究所紀要 (ISSN:05433894)
巻号頁・発行日
no.43, pp.29-52, 1997-12

"心理療法""カウンセリング"という言葉は、阪神大震災やオウム事件、神戸の小6児童殺害事件、いじめが原因の自殺者の増加など、世紀末といわれるここ数年に起こった一連の事件の報道などで、すっかり一般に馴染み深いものとなってきた。それは、いわゆる矯正や指導とは異なり、「心理的問題を扱うために専門的に訓練された治療者(カウンセラー)と、なんらかの問題を解決すべく援助を求めているクライエント(カウンセリー)とが"出会っていく"過程において、クライエントが自己理解を深め、より積極的かつ建設的な意志決定に基づいた、自分らしい生き方を歩んでいけるよう、主に言語的交流と人間関係を通して、治療者が心理学的に援助していく営み」である。

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こんな論文どうですか? 心理療法におけるイメ-ジ表現の役割--吃音を呈した男子大学生の事例を通して(竹松 志乃),1997 https://t.co/LVHs4yQeYA

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