著者
宮田 恭子 上村 惠津子
出版者
信州大学教育学部附属教育実践総合センター
雑誌
信州大学教育学部附属教育実践総合センター紀要 教育実践研究
巻号頁・発行日
vol.9, pp.51-60, 2008-12-26

対象生に週1回の継続した相談活動を実施し,相談内容を逐語録に起こし経過を追った.逐語録から対象生の質問を抽出して,質問全体に対する割合から客観的に変化を捉え,アスペルガー障害の特性に合わせた相談方法を検討した.対象生に対して,感情に焦点を当てるのでなく,興味ある行動レベルに焦点を当てることが,共同注意行動を取る頻度を増加させ,気持ちの共有につながった.また,話題を共有するにあたっては,写真の視覚的な手がかりが有効であった.これらの点は,アスベルガー障害の特徴と照らし合わせて理解することができる.

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こんな論文どうですか? 二次障害のあるアスベルガー障害生が自己理解を深めるための支援 : 本人の気持ちに寄り添う相談を通して(宮田 恭子ほか),2008 http://id.CiNii.jp/GJizM

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