著者
桜井 陽二
出版者
明治大学政治経済研究所
雑誌
政経論叢 (ISSN:03873285)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.71-99, 1971-10

「体制」とは、なによりもまず、ひとつの「スタイル」である。このことは、他のいかなる体制にもまして、フランスの第五共和制について良く云いうるところであろう。とくに、一九五八年の第五共和制の成立から一九六九年四月のドゴール退陣に至る十一年間のフランスの政治は、「ドゴールの共和政」と呼ばれるように、ドゴールのパーソナリティーおよび彼の政治スタイルと切離しては考えられない。このドゴール体制は、いわゆる「イモビリスム」を特徴とした第四共和制のスタイルとその政策を真向から拒否した「革命」から生まれたものであり、一言で云えば、いわゆるドゴールの「大構想」にあわせて編成された体制であったと云ってもよい。

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こんな論文どうですか? ポンピドーの対外政策と第五共和制第二期の政治体制(桜井 陽二),1971 http://id.CiNii.jp/IQgAM
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