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きぬがさ(3)復活する祭礼の蓋
著者
段上 達雄
出版者
別府大学会
雑誌
別府大学大学院紀要 = Bulletin of Beppu University Graduate School
(
ISSN:13450530
)
巻号頁・発行日
no.15, pp.1-19, 2013-03
祭礼の神幸行列で用いられる錦蓋の中には、垂下式で周囲の幕の丈が長いものがある。京都下鴨神社の御蔭祭における神霊を載せた神馬を覆う錦蓋が始まりと考えられ、それ自身が神輿と同様の役割を持ち、大嘗祭の菅蓋に祖型を求めることができる。この垂下式の錦蓋は各地に伝播するが、近世に伝えられた福岡県直方市の多賀神社のもの以外は神輿に随伴する威儀具となっており、その多くは近代になって導入されたものと考えられる。
言及状況
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CiNii 論文 -段上 達雄- きぬがさ2 : 古代王権と蓋 http://t.co/XQW0O8Yf #CiNii
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