- 著者
-
中村 秀夫
- 出版者
- 埼玉県農林総合研究センター
- 雑誌
- 埼玉県農林総合研究センター研究報告 (ISSN:13467778)
- 巻号頁・発行日
- no.9, pp.59-61, 2010-03
気象変動に関する政府間パネルの第4次評価報告書で、今後100年間で全世界の平均気温は1.1〜1.6℃上昇すると想定されている。2006年に(独)農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センター(以下九農研)は乾物生産力が大きい飼料用サトウキビを開発し、日本初の飼料用サトウキビとして「KRFo93-1」(以下「KRFo93-1」)が品種登録された。また、北関東ではサトウキビ近縁種の栽培が報告されている。埼玉県では温暖化に対応できる新たな飼料作物を探索するため、現在九州以南で栽培されている「KRFo93-1」について生育状況と乾物生産性を調査した。