著者
渡辺 正 石垣 将宏 佐藤 聡 中村 秀夫
出版者
Atomic Energy Society of Japan
雑誌
日本原子力学会和文論文誌 (ISSN:13472879)
巻号頁・発行日
pp.1109220009, (Released:2011-09-27)
参考文献数
4
被引用文献数
2 2

The analysis of the long-term station blackout accident of BWR has been performed using the TRAC-BF1 code. The actuation of RCIC was assumed, and the results were compared with the data observed at the Fukushima Daiichi power plant unit 2 reactor. BWR-5 of 1,100 MW was analyzed, while the unit 2 reactor was BWR-4 of 780 MW. The reactor pressure and the core liquid level were, however, in good agreement with the observed data. It was confirmed that the quasi-steady state continued for a long time with the RCIC actuation. The timing of recovery action, which was composed of depressurization and coolant injection, necessary for the maximum clad temperature being less than 1,500 K was studied and compared with that of the unit 2 reactor.
著者
渡辺 正 石垣 将宏 佐藤 聡 中村 秀夫
出版者
Atomic Energy Society of Japan
雑誌
日本原子力学会和文論文誌 (ISSN:13472879)
巻号頁・発行日
vol.10, no.4, pp.240-244, 2011 (Released:2011-11-30)
参考文献数
4
被引用文献数
2 2

The analysis of the long-term station blackout accident of BWR has been performed using the TRAC-BF1 code. The actuation of RCIC was assumed, and the results were compared with the data observed at the Fukushima Daiichi power plant unit 2 reactor. BWR-5 of 1,100 MW was analyzed, while the unit 2 reactor was BWR-4 of 780 MW. The reactor pressure and the core liquid level were, however, in good agreement with the observed data. It was confirmed that the quasi-steady state continued for a long time with the RCIC actuation. The timing of recovery action, which was composed of depressurization and coolant injection, necessary for the maximum clad temperature being less than 1,500 K was studied and compared with that of the unit 2 reactor.
著者
中村 秀夫
出版者
埼玉県農林総合研究センター
雑誌
埼玉県農林総合研究センター研究報告 (ISSN:13467778)
巻号頁・発行日
no.9, pp.59-61, 2010-03

気象変動に関する政府間パネルの第4次評価報告書で、今後100年間で全世界の平均気温は1.1〜1.6℃上昇すると想定されている。2006年に(独)農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センター(以下九農研)は乾物生産力が大きい飼料用サトウキビを開発し、日本初の飼料用サトウキビとして「KRFo93-1」(以下「KRFo93-1」)が品種登録された。また、北関東ではサトウキビ近縁種の栽培が報告されている。埼玉県では温暖化に対応できる新たな飼料作物を探索するため、現在九州以南で栽培されている「KRFo93-1」について生育状況と乾物生産性を調査した。
著者
安部 諭 佐藤 聡 竹田 武司 中村 秀夫
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2013, 2013

LSTFを用いたPWRコールドレグ中口径破断冷却材損失事故(LOCA)模擬実験に関して、熱水力最適評価コードRELAP5を用いて解析を行った。炉心を1PIPEでノーディングして解析を行った結果、被覆管表面温度の上昇は、上部プレナムから炉心への下降流の流量に大きく依存することが明らかになった。本発表では、その下降流と炉心の温度上昇の関連についてさらに詳しく調べるために、炉心を高出力、中出力、低出力部分の3つに分割したモデルを用いた解析結果について述べる。
著者
池永 誠 大島 行彦 清水 正夫 後藤 紀夫 渡辺 龍彦 吉田 勝明 宮内 邦浩 中村 秀夫 朝永 哲弥 比企 能樹
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.23, no.5, pp.1116-1120, 1990-05-01
被引用文献数
15

大腸穿孔21例を対象とし, 穿孔部位, 原因, 臨床症状, 手術時期, 手術術式, 術後経過より検討した. これは虫垂炎を除く消化管穿孔例97例の 21.6%, 大腸手術例173例の 12.1% にあたった. 大腸穿孔の確定診断は, 遊離ガス像の出現率が 33.3% と低い事もあり必ずしも容易ではないが, われわれは発症6時間以内に11例 (52.4%) と早期に手術を施行し全例救命しえた. 大腸癌穿孔は8例にみられ大腸癌手術の 6.1% にあたり, 全例に治癒切除を施行した. 累積生存率は Kaplan-Meier 法にて2年生存率 100%, 5年生存率 75.0% であった. 同期間の全大腸癌例の5年生存率は 65.1%, 治癒切除例の5年生存率は 79.8% であり, 穿孔例, 非穿孔例の間に差異は認められなかった. 穿孔例といえども癌に対する積極的な治療を行うべきと考えられた.
著者
山木 邦比古 近藤 功 中村 秀夫
出版者
秋田大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1997

私達は当該の科学研究費の交付を受け、melanocyteの不溶性抗原の解析をおこなってきた。この中で、melanocyteに特異的に発現しているtyrosinase family proteinの免疫によって白色ラットに実験的Vogt-Koyanagi-Harada(VKH)病を惹起させることができることは既に報告したが、今回は有色ラットに実験的VKH(EVKH)を惹起させることができた。有色ラットのEVKHは臨床的にはVKH diseaseに特徴的とされる夕焼け状眼底を呈するものも認められた。組織学的にはやはりVKH diseaseに特徴的とされる著名な脈絡膜の肥厚、Dalen-Fucks noduleなど肉芽腫性の炎症も広範にみられ、EVKHが惹起されたものと考えられた。またVKH患者リンパ球を分離し、melanocyteの不溶性抗原を抗原としてlymphocyte proliferation assayを行った。この結果tyrosinase family proteinを含む複数の不溶性成分に対して、VKH患者リンパ球が反応性を有していることが判明した。またVKH患者リンパ球をclone化し、VKH病に関与している免疫反応について更に検索すべく実験を行っている。これらの結果は現在投稿準備中である。