著者
土居 隆秀
出版者
[栃木県水産試験場]
雑誌
栃木県水産試験場研究報告 (ISSN:13408585)
巻号頁・発行日
no.47, pp.84-89, 2004-03

本県在来の水産資源であるイワナ(ニッコウイワナ型)、ヤマメ、カジカについて、地域遺伝子の保存を考慮した増殖計画(人工種苗の放流水域の選定指針)を策定するために、在来個体群(地域遺伝子集団)の生息分布を調査した。利根川水系思川の各支流(北から順に粟野川、思川、永野川の主要3河川)について調査を行った。イワナの在来個体群の生息する可能性は極めて低く、まったく生息しないか、生息したとしても極めて狭い範囲に少数単位で隔離されている可能性のあることが想定された。ヤマメの在来個体群はいないものと考えられた。那珂川でのカジカの放流実績はなく、各河川に生息している個体は全て在来個体群であると推定された。

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