著者
大豆生田 啓友
出版者
玉川大学教育学部
雑誌
論叢 : 玉川大学教育学部紀要 (ISSN:13483331)
巻号頁・発行日
pp.33-44, 2012

本論文は,倉橋惣三の家庭教育論について,彼の代表的な著作である『育ての心』を手掛かりに考察したものである。特に,彼の家庭教育論が何を主張し,それが現代の家庭教育あるいは子育て支援において示唆するものは何かを明らかにしようとしたものである。結論として,特に以下の4点を導き出した。①子どもの心もち理解が家庭教育の基盤であること。②子育てにおいて親と子の成長を相互関連的に捉えたこと。③子育ての成果よりも子育てを味わうことを支援することが重要であると捉えたこと。④親の養育責任とともに子育てのみに専念するのではない親の姿の意義をあげていること。

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