- 著者
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中出 佳操
- 出版者
- 北翔大学
- 雑誌
- 人間福祉研究 = Human welfare studies (ISSN:13440039)
- 巻号頁・発行日
- no.7, pp.135-143, 2004-03-20
本稿は,ピア・サポーターが性教育普及のために,他大学とのネットワーク作りを行った事に対しての意義と活用について検討したものである。思春期の性感染症や人工妊娠中絶は,わが国において大きな問題となってきている。特に北海道は平成7年より急増し,全国の2倍の数値を示している。本学のピア・サポーターは他大学の学生に呼びかけ,性教育のための思春期学生フォーラムを開催した結果,多くの大学生が参加し,普及活動を継続することとなった。ネットワーク作りは,参加者の意欲を高め,性教育普及活動の基盤つくりの一つとして意義があった。