- 著者
-
中村 純子
- 出版者
- 学校法人松商学園松本大学
- 雑誌
- 松本大学研究紀要 (ISSN:13480618)
- 巻号頁・発行日
- no.11, pp.205-216, 2013-01
本稿は「超」の用法より、長く、広く使用されている要因を明らかにすることを目的とする。「超」は漢字熟語の前項、接頭辞的用法、副詞的用法とその用法を広めてきた。副詞的用法は新しく、主に若者に使用されている。付属語としての制約から自由になったため、生産性が高くなったと言える。さらに、「超」の文体的価値は若者ことばであっても、それほど低くない。これらが「超」の汎用性を高めた要因だと思われる。