- 著者
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八尋 茂樹
- 出版者
- 新見公立大学
- 雑誌
- 新見公立大学紀要 (ISSN:21858489)
- 巻号頁・発行日
- vol.34, pp.125-128, 2013
本報告は,2013年5月11日,12日の2日間に渡って開催された第15回鳴滝祭(大学祭)において企画した駄菓子 屋模擬店の運営結果,そして,2013年7月20日,にいみ御殿町土曜夜市での模擬店の運営結果を地域貢献の視 点から捉えたものである。筆者は駄菓子屋模擬店の運営を通しての地域貢献への取り組みを2011年度から継 続的におこなってきている(八尋,2011,2012)。3年目を迎えた今年度の駄菓子屋模擬店は,昨年度の課題 として挙げた(1)駄菓子屋模擬店を継続させることで恒例的なイベント化し,市民の間で定着させること,(2) 昨年度,要望の多かった「大学祭以外における運営」について取り組んでみるという2点をテーマとして取り 組んだ。今年度の学内外での取り組みの結果,訪れた市民の方々からは総じて好意的に捉えていただき,本 実践が少しずつ定着化してきたことがわかった。さらには,運営に携わった保育学生たちにとって,対人労 働における基礎について考える機会となることがわかった。