著者
渡邉 佳子 Watanabe Yoshiko
出版者
学習院大学大学院人文科学研究科アーカイブズ学専攻
雑誌
GCAS report = 学習院大学大学院人文科学研究科アーカイブズ学専攻研究年報 (ISSN:21868778)
巻号頁・発行日
no.2, pp.36-56, 2013

日本の行政機関等における公文書の管理は、歴史的に見て、国の政治制度と密接に関わりながら変遷して来た。1885年、太政官制度から内閣制度への移行という政府機構の大きな変革があった。この時、内閣と各省に記録局が設置される。行政に合理性と効率化が求められる中で、この記録局は、従来の業務を引き継ぎながら、記録の編纂保存について新たな方法を築いて行った。本稿では、内閣に設置された内閣記録局を中心に、政治制度の変革期における記録局の位置付けや業務に視点をあて、新たな内閣制度の中で、この記録局が何を目指そうとしたのか、そして、その活動の結果として現在に何が残されたのかについて考察する。論文

言及状況

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@NFt0LnabR2IDH7C うわあ。面白いですね。 内閣文庫の前身みたいなところに勤めていたんですね。 https://t.co/POH3wMPGt3 それで文範を書けたのかも。

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