著者
住岡 敏弘 Toshihiro SUMIOKA
出版者
宮崎公立大学
雑誌
宮崎公立大学人文学部紀要 = Bulletin of Miyazaki Municipal University Faculty of Humanities (ISSN:13403613)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.73-84, 2014

本稿は、アメリカ南部で、プランテーション労働を支える労働力として奴隷制が発展していくなかで、どのように黒人に対して「読み書き」の教授の禁止の法制化が展開したかについて、ジョージア州を事例に取り上げ、明らかにしてきた。その法制化過程は大きく2つの段階に分けることができる。第一段階は、奴隷法による奴隷に対する読み書きの禁止の法制化の段階である。第二段階は、1829年の、いわゆる「反識字法」の一環として「黒人商船隔離法」が制定された段階である。こうした段階を経て、リテラシー教授禁止は自由黒人にまで広げられ強化されていった。

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@kamijo_haruka 「『その者の価値観を根本から覆すことさえある』から禁止」ってのが実際にありますからね。 『現実』は本当にえげつないですわ。 小学校の英語教育禁止 イラン、欧米文化警戒か 「時代錯誤」の声も https://t.co/3qcsw3NDOA @Sankei_news https://t.co/3yBcaGe518
@g_g_g_hh CiNii 論文?-? ジョージア州における黒人リテラシー教授禁止法制の展開 https://t.co/3yBcaGe518

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